カイヅカイブキ

ヒノキ科          Juniperus chinensis    常緑小高木(亜高木)


「通常、葉は鱗形葉(りんけいよう)ですが、たまに針葉(トゲトゲの葉)が急に出てびっくりします。

 

この針葉は、幼葉で「先祖返り」というそうです。種子から育った幼木の葉はすべて針葉で、その後針葉はなくなり成長とともに鱗形葉になり、強剪定(せんてい)などストレスがかかると針葉がでるが、この枝葉は成長が速く強健だそうです」  (安廣)

「海辺などに自生するイブキの園芸品種です。大阪の「貝塚」で作られたため、カイヅカイブキとされました。

 

枝がらせん状に成長するのが特徴です。『この木は剪定しないと、伸びすぎて手に負えなくなる』と、実家の祖父がいつも言っていました。強い日差しや乾燥にも耐える丈夫な木です」(家野)