ブナ科 Quercus glauca 常緑広葉樹 照葉樹林
「カシは漢字で「樫」と書きますが、その字の通り堅いそうです。
名前は葉や枝ぶりが粗っぽい(繊細ではない)ことに由来し、「粗い樫」から「アラカシ」となったそうです。
アラカシの葉の特徴は、形はシラカシよりも幅広で、葉の半分より先端に粗い鋸歯(きょし)(葉の周囲のぎざぎざ)があり、シラカシはもう少し基部付近から緩やかな鋸歯があることです。
果実は長さ1.5~2cmのどんぐりをつけ、殻斗(かくと)(どんぐりのおわん)には同心円状の横しまがあり、鱗状の模様のあるナラ類と区別できます」 (安廣)
「いわゆる「ドングリの木」で、照葉樹林の木です。もともとの照葉樹林は、ほとんど失われていますが、ヒトの手が入った人工林である雑木林などにもよく残っています」(家野)